*これは娘ちゃんがまだ2歳の頃の記録です*
いまやかなり昔の話になってしまうのですが、娘ちゃんで苦労(というほどではないのですが)したことの一つに、指しゃぶりがありました。
まぁ赤ちゃんは指しゃぶりするものと相場は決まっているのでしょうが、うちの娘ちゃんの場合には本当に四六時中ずっと指をしゃぶっており、しかもずっと左手の第3-4指を豪快に2本吸いしておりました。
あまりに特徴的なフォルムだったので、たぶんしゃぶってる時のフォルムだけで誰だか特定できたと思います。
我が家ではおしゃぶりを使用しなかったというのもあるのかもしれません。
当初は、まぁ別に指しゃぶりしていても、よだれでびちょびちょになるくらいで問題ないかな、とも思っていたのですが、(科学的な論拠がどこまであるかは分かりませんが)指しゃぶりが酷いと前歯が出っ歯になってしまうといわれているようで、実際に娘ちゃんも少しずつ前歯が出てきてしまったということ。
もう一つはどうしてもコロナ禍ですので、外に出かけたときにどこかを触った指をしゃぶってしまうことが非常に懸念されて、(それだけではないですが)娘ちゃんをどこかに連れて行こうと思う上での大きな阻害因子になっていたこと。
などもあり、なんとかやめさせられないかな~と模索しておりました。
実際には写真を今見返すと2歳の誕生日くらいまではがっつりどの写真みても指をしゃぶっているのですが、
指しゃぶりをやめさせるようのクリームを塗ってみたり(体に悪そうなので、1,2回使ってダメだったのですぐにやめてしまいましたが)しましたが、効果はなく。
指しゃぶりをやめたらいかに楽しいことがたくさんあるかを語ってみるも効果はなく。
指のかわりにしゃぶれるおしゃぶりを与えてみたり、あるいは夜などにずっとくわえていられるタオルのようなものをあげたりしたのですが、いずれも効果は全くありませんでした。
まぁ別に2歳で指しゃぶりは、絶対的に病的というわけでもないようですから、仕方ないかなぁとも思っていたのですが、やはり前述の理由もあり、なんとかやめさせられないかと本当に1年近くあれこれと色んな手をためしていたのです。
そこで、ある時妻が「ゆびたこ」という絵本を買ってきまして。
まぁちょっと怖めの絵で、指をちゅぱちゅぱ吸ってると、指にゆびたこっていうおばけができて、しゃべり始めちゃうよ、っていう絵本なんです。
娘ちゃんは怖がりなので、この絵本を読んで指やぶりをやめさせてみよう!という作戦を立てたんですね。もちろん、ダメ元で。
で、その絵本が届いた日のこと。
保育園から帰ってきて、みやひんが娘ちゃんをお風呂に入れながら、本を読む前にちょっとジャブを打っておこうと思って、事前にちょっとだけ指タコの話をしてみることにしたのです。
みやひん 「あのね、娘ちゃん。指をずっとちゅぱちゅぱしてるとね、指にゆびたこっていうお化けがでてきてね、しゃべり始めちゃうことがあるみたいよ?今日、その絵本買ってきたから読んでみようか??」
ほんとに、かるーーーーい気持ちで言ってみただけなのですが。
娘ちゃん 「え、え、ほんとにおばけきちゃうの?!?!しゃべる??つれてかれちゃう??ちゅぱちゅぱしなかったら、おばけ、こない?!?!」
みやひん 「(おぉ?これは予想外にかなりのインパクト??) う、うん、ちゅぱちゅぱしなかったらこないよ??でも、ちゅぱちゅぱしてると、ゆびたこさん、話し始めちゃうかも!むすめちゃーん、一緒にあそぼーー」
なんとこの瞬間以降、娘ちゃんの指しゃぶり、一切なくなりました。
(正確には、寝た後に無意識にたまーーにしゃぶっていることは数か月ありましたが)。
ゆびタコお化けの威力、強すぎ。
そして行き場を失った指タコお化けの絵本、一度も読まれることなく押入れの奥に未だにしまわれております・・・・笑